性格タイプ

知覚と判断 ― 周囲との接し方 その①

知覚と判断①

このページは『性格理解の基本』からの続きになっています。

 

もう一度、ここまでのところを復習しておきましょう。

ユングは人の性格タイプを3組の対立する尺度で考えることを考案しました。

① 外向 or 内向
② 感覚 or 直観
③ 思考 or 感情

 

ここまではユングのタイプ論の基本です。
(細かい説明はかなり省略していますが…)

で、ここから先がユング理論から派生したと考えられるMBTIの考え方です。

はっきり言って、ややこしいです。

そこで、このページに限り、「その①」と「その②」の2つに分けて説明することにしました。

今回の「その①」は基本理論ですが、ちょっと難しいです(汗)…。
だからもし頭痛がしてきたら、次の「その②」に進んでしまってかまいません。

でも、できれば時間がある時にでも、「その①」を読んでいただければ理解が深まります。
性格テストの結果もさらに正確に、深く理解することができるようになるでしょう。

 

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外向・内向の一方をメインに使い、他方はサブ的に使う

 

例えばAさんという人が性格テストを受けた結果、次のようになったとしましょう。

外向(E)-直観(N)-感情(F)

このAさんの場合、先頭に外向(E)とあるわけだから、全体的に「ああ、この人は外向的な人なんだな」ということはすぐにわかります。

しかし、このAさんの場合、直観感情のどちらも本当に外向的なのでしょうか?

MBTIの理論によれば、そうではないということです。

直感感情のうちのどちらかが外向的に使われていて、もう片方は内向的に使われているというのがMBTIの考え方です。

 

Aさんの場合、もし感情外向的に使われているのであれば、直観内向的に使われています。

つまり、このAさんは

  1. メインとしては外向的感情
  2. サブとしては 内向的直観

をよく使っているタイプだと言えます。

逆に、もし直観外向的に使われているのなら、感情内向的に使われていることになります。

この場合はメインが外向的直観、サブが内向的感情ということになります。

 

先ほども述べたように、いずれにしてもAさんは外向的な人ですが、その「何が外向的か」と言うと、感情が外向的なケースもあれば、直観が外向的なケースもある、ということです。

 

 

もう1人、別のケースを考えてみましょう。

Bさんが同じ性格テストを受けたところ、次のような結果が出ました。

内向(I)-感覚(S)-思考(T)

Bさんの場合はどう見ても「内向的なタイプだろう」と見当はつきますが、やはりこの人の場合も感覚内向的なのか、思考内向的なのかで2パターンが考えられますよね。

 

Bさんの場合、もし感覚内向的なのであれば、思考外向的に使われていることになります。

つまり、Bさんは

  1. メインとしては内向的感覚
  2. サブとしては 外向的思考

をよく使っているタイプだと言えます。

逆に、もし思考内向的に使われているのなら、感覚外向的に使われていることになります。

この場合はメインが内向的思考、サブが外向的感覚ということになります。

 

知覚 (P) タイプ or 判断 (J) タイプ

 

では、もう一度、先ほどのAさんの判定結果を見てみましょう。

外向(E)-直観(N)-感情(F)

すでに述べたように、これだけを見たのではAさんの何が外向的なのかわかりません。
つまり、外向的直観(内向的感情)の人なのか、外向的感情(内向的直観)の人なのかがわからないというわけです。

そこで、それをはっきりさせるためにMBTIで考え出されたのが次の指標です。

知覚(P) タイプか、 判断(J)か

MBTIではユングが考え出した「外向と内向」「感覚と直感」「思考と感情」の3つのタイプ分けに上記の「知覚と判断」という分け方をプラスしています。

そこで、まずユングの3つのタイプ分けを表にしてみます。

外向(E) 感覚(S) 思考(T)
内向(I) 直観(N) 感情(F)

Aさんの場合、外向(E)-直観(N)-感情(F)の組み合わせですから上の表のようになっています。

ただ、問題なのは、直観が外向なのか、感情が外向なのかが不明だということです。

 

そこで次のように考えます。

もう一度、『性格理解の基本・・・性格を16種類に分ける基本的な考え方』をご覧になってください。

感覚(S)か、直観(N)か」というのは
ものごとの知覚の仕方(P)についての指標でした。

「思考(T)か、感情(F)か」というのは
ものごとの判断の仕方(J)についての指標でした。

 

そこでAさんの場合、もし直観の方が外向なのであれば、直観知覚の仕方(P)のグループなわけだから、P の文字を最後にくっ付けることにしたのです。

つまりこの場合、Aさんの性格は次のように書き表せます。

外向(E)-直観(N)-感情(F)-知覚(P)

MBTIふうに書けば ENFPタイプということになります。

そしてこの場合、Aさんは次のような性格構造をしていると考えます。

メインの性格は→外向直観型
サブの性格は →内向感情型

 

逆にもし感情の方が外向なのであれば、感情判断の仕方(J)のグループなので、Jの文字を最後にくっ付けることになります。

つまり、次のように書き表せます。

外向(E)-直観(N)-感情(F)-判断(J)

MBTIふうに書けば ENFJタイプということになります。

そしてこの場合のAさんの性格の構造は次の通りです。

メインの性格は→外向感情型
サブの性格は →内向直観型

 

 

▼引き続いて『知覚と判断 ― 周囲との接し方 その②』をお読みください。
(こっちの方がわかりやすいかも)

知覚と判断②
知覚と判断 ― 周囲との接し方 その②このページは『知覚と判断①』からの続きになっています。 前回の『知覚と判断 ― 周囲との接し方 その①』はMBTI理論の重要ポ...

 

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