性格タイプ

知覚と判断 ― 周囲との接し方 その②

知覚と判断②

このページは『知覚と判断①』からの続きになっています。

 

前回の『知覚と判断 ― 周囲との接し方 その①』はMBTI理論の重要ポイントを説明する内容でしたが、ちょっと難しかったでしょう?

読んでいる途中で頭痛がしてきたため、途中で読むのをやめた方もいらっしゃるかもしれません。

でも、この記事を読んだなら、もう一度、挑戦してみてください。
理解が進むと思います。

ということで、今回は知覚(P)タイプと判断(J)タイプについての具体的な説明をします。

この両タイプは実は非常にわかりやすいです。
説明を読むだけで自分がどちらのタイプなのか、すぐにわかると思います。

 

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知覚 (P) タイプは結論を保留し、判断 (P) タイプは白黒を付けたがる

 

まず最初に両タイプの特徴をまとめておきます。
(ややこしい性格理論の説明はこれで最後なので安心してください)

知覚(P)判断(J)というのは、簡単に言えば周囲の人たちとどのように接していくかでタイプ分けするものです。

これはどういうことかと言うと、
その人の外向の働きが

感覚直観』(知覚)に強く影響している
あるいは
思考感情』(判断)に強く影響している

このどちらであるかを教えてくれる指標です。

 

知覚(P)タイプ

知覚(P)タイプ「P」は「erceive(理解する)」の頭文字です。
心理学の世界ではこの単語を「知覚」と訳していますが、皆さんにもわかりやすいように、「理解する」という訳語に置き換えてご説明します。

ここでいったん復習ですが、「知覚のしかた」または「理解のしかた」については次の2つのタイプがありました。

  • 感覚(S)的な方法で外の世界を理解(知覚)する人
  • 直感(N)的な方法で外の世界を理解(知覚)する人

 

いずれの方法であっても、この「理解(知覚)する」とは、言い換えると「まだ結論を出さずにおいて情報収集を継続する」という意味です。

言い換えると

「結論を出すのはまだ時期尚早だ、もう少し様子を見て、全部をキチンと理解してから判断しよう」

という姿勢を持っているということです。

 

「あそこの親は子どもに対して理解があるよね」という場合の「理解」と同じ意味だと思ってください。
つまり、子どものすることに対して親の立場から一方的に「あれは良い、これは悪い」とジャッジしない。良いところも悪いところも理解した上で、結論はしばらく保留しておく、という意味です。

 

判断(J)タイプ

判断(J)タイプ「J」は「udge(判断する)」の頭文字です。

また、ここでいったん復習です。「判断のしかた」には次の2つのタイプがありました。

  • 思考によって外の世界に判断を下す人
  • 感情によって外の世界に判断を下す人

 

いずれの場合も、いつまでも情報収集をしたり考えてばかりいないで、とりあえず手持ちの情報や材料だけからさっさと結論を出してしまおう、白黒を「判断」してしまおう、というタイプです。

このタイプの人は知覚(P)タイプの人のように結論を保留することを好まず、何はともあれ「自分の立場を表明してしまう」ことによって安心感を得る人です。

じっくりと時間をかけて考えつくすより、まず何はともあれ

  • 「僕はこのアイデアが正しいと思う」(判断タイプ)
  • 「僕はこのアイデアが大好きだ!」(感情タイプ)

というふうに結論を出したがるわけです。

また、ものごとを早く決めるためには何ごともスケジュール通り、ルール通りに進行してくれた方が都合がいい、というふうにも考えます。

 

せっかち (?) なタイプか、優柔不断 (?) なタイプか

 

知覚(P)タイプの人は「いま決めてしまうと後々よくない結果になるのではないか」という心配が先に立ちます。そこで、すべての状況を理解しつくしたあとで判断しようとするため、結果的には「結論を先延ばし」にしてしまうことになります。

 

判断(J)タイプの人から見ると、知覚(P)タイプの人はいつまでたっても態度をはっきりさせないため「優柔不断な性格の人だ」ということになります。

 

一方、知覚(P)タイプの人から見ると、こうした判断(J)タイプの人はとかく“せっかち”で、やたらと結論をせかす人、何でもかんでも「決めつけてくる」性格、一方的に自分の価値観を「押しつけてくる」嫌なタイプのように思えます。

 

もし、この2つのタイプの人間が口論となった場合は、判断(J)タイプの人が優勢となり、知覚(P)タイプの人が守勢に立たされる場合が多いかもしれません。それは次のような理由があるからです。

 

判断(J)タイプの人にとっては、相手の知覚(P)タイプの人が間違っていることは「自分の中ではすでに決まっている」ことなので、あとは手順に従って相手の間違っているところを順番に指摘していけばよい、ということになります。

 

知覚(P)タイプの人の立場からすると、「自分の考えに自信がないわけではないが、相手の判断(J)タイプの人の言い分もそれはそれで理解できる。相手の判断(J)タイプの人がそこまで自信たっぷりに主張するということは、もしかしたら自分に落ち度があるのかもしれず、自分がそれに気づいていないだけかもしれない。とりあえず自分の主張はほどほどにして、今は相手の言い分も参考として聞いておこう」ということになるのです。

こうして周囲の人の目には、判断(J)タイプの人が知覚(P)タイプの人を一方的にやりこめているように映るのです。

 

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企業も社風も職場の雰囲気もタイプ分けができる

 

実は企業にも知覚(P)タイプ判断(J)タイプの2タイプがあります。

 

知覚(P)タイプの社風を持った企業の場合、主力商品を一つに絞ることへの不安があったり、いろんなことに手を出しておいた方が不況になった時の“保険になる”のではないか、という考えから、いろんな分野に手を出していることがあります。

そのため周りからはいったい何をやっている会社なのかわかりづらい、といった印象になります。しかし見方を変えると、あらゆる分野にビジネスチャンスを見つける柔軟性のある企業だとも言えるでしょう。

 

判断(J)タイプの社風をもった企業の場合、創業以来、主力商品…というか、その商品だけをずっと売り続けているといったイメージがあります。そして気がついたら他に追随する企業がいないため、その分野ではダントツのシェアを誇っている場合も多いでしょう。

こうした企業の場合、めったに倒産はしないかもしれませんが、世の中がガラリと変わってしまった場合には思い切った変革が必要になります。

 

今、社風という観点で知覚(P)タイプ判断(J)タイプの2タイプをご説明しましたが、これはそのまま経営者の性格タイプでもあり、さらにはその職場の雰囲気、またそこの社員たちの性格タイプの傾向にも合致します。

応募する企業を選ぶ際、まずその企業の性格タイプを分析してみることで、自分の性格タイプとの相性を考えてみるのも一つの方法でしょう。

 

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