ナマケモノ性格診断

ユング心理学を知らずにMBTIだけを学ぶと失敗する理由

MBTIよりユングが大切

 

ユングはスイスの有名な心理学者です。

一方、MBTIはユング理論の一部を借りて、アメリカ人が作った別の心理テストです。

 

この違いをご存知でしたか?

この違いがわかると、よいことがたくさん起こります。

 

まず、MBTIでの疑問点をユング理論で解決できます。

すると自分自身をこれまで以上に深く理解できるようになります。

 

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ユングはスイス人、MBTIを作ったのはアメリカ人

 

「ユングのMBTI」という表現をよくネット上で見かけますが、これは間違っています。

 

ユングはスイスの有名な心理学者であり、精神医学者でもあります。

 

一方、MBTIを作ったのはアメリカ人の

キャサリン・ブリッグス(母)

イザベル・マイヤーズ(娘)

の親子です。

そして彼女たちはアカデミックな肩書きを持った心理学者ではありませんでした。

3人の生没年

カール・グスタフ・ユング
→1875年~1961年

キャサリン・ブリッグス
→1875年~1968年

イザベル・マイヤーズ
→1897年~1980年

生きた時代はかぶっているけど、たぶんユングはブリッグス=マイヤーズ親子のことは知らなかったと思うよ。

 

 

さて、MBTIというのは

MyersBriggs Type Indicator

マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標

の略です。

つまり母と娘の親子二代で作ったものです。

 

では、なぜ母親のキャサリン・ブリックスは心理学に興味を持ようになったのでしょうか。

実を言うと、どうやら彼女はもともと小説家志望だったようです。

小説を書くには登場人物を設定する上で、人間の性格を熟知しておく必要があります。

それで母キャサリン・ブリックスは独自に性格研究をしていたようです。

 

ところがある時、彼女はユングの著作を読んだことがきっかけで、それまでの自分の研究を中断し、ユング理論をベースにした性格研究にのめりこむことになります。

 

一方、娘のイザベル・マイヤーズもまた母親の影響で性格研究に打ち込むようになりました。

こうして母と娘の二代でMBTIという検査法を作り上げたのです。

 

 

ところで母親の方は小説家になる夢を捨てたわけですが、その夢を母親の代わりに実現したのが娘のイザベル・マイヤーズでした。

 

実は彼女は母親と同じく性格研究家であるとともに推理小説家でもあります。

そして生前、

『殺人者はまだ来ない』

『疑惑の銃声』

の2作品を発表しています。

これらは日本語訳も出版されています。

 

ちなみにこのイザベル・マイヤーズの性格タイプはINFPだったそうです。

 

う~ん、INFPで推理小説家、そして性格研究家。
何だかわかる気がする・・・。

 

 

ユング理論もMBTIも単なる性格心理学ではない

 

MBTIの専門家に言わせると、おそらく

「MBTIは単なる性格テストではありません」

と言うでしょう。

 

確かにMBTIで注目するのは

「個人が世界とどうやって向かい合っていくか」

という動的な姿勢です。

 

だから「性格」という、個人に張り付いたレッテルを知るためにあるのではない、ということなのでしょう。

 

一方、ユング心理学は心理学であるがゆえに、人間の性格を研究し尽くした学問です。

しかしそのユング心理学もまた単なる心理学ではありません。

 

ユング心理学の場合、もはや心理学のレベルを超えています。

ほとんど哲学と言ってもいいくらいに奥が深い。

 

だからもしあなたが自分の性格をもっと知りたいと思うなら、たぶんMBTIをやっただけでは「空振り」に終わる可能性があります。

診断結果を見て、今ひとつピンと来ない場合があるからね。。。

 

そこでお勧めしたいのはユング心理学です。

そうすればMBTIの検査結果からも「本当の自分自身」を読み取ることができるようになるはずです。

 

私は「そのお手伝いをしたい」という気持ちでこのサイトを作っています。

 

ユング心理学タイプ論の基本についてはこちらのページから学ぶことができます。

超カンタン!ユング心理学の性格理論の基本の「き」

 

 

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MBTIが人気なのはユング心理学のおかげ!?

 

MBTIは世界中のアカデミックな心理学者たちからは「客観性がない」と批判されているようです。

とは言え、MBTIは今での世界的に人気があるようです。

 

しかし私は思うのですが、MBTIの人気が高いのは「ユング心理学をベースにしている」という一種の「触れ込み」も効いているのではないか・・・と思っています。

 

MBTIには確かにそれ独自の理論もあるでしょう。

でも、最初に述べたように大部分はユング心理学からの借り物です。

しかもそのタイプ論の一部を借りているだけで、タイプ論の全貌を網羅しているわけではありません。

 

そうであるにもかかわらずMBTIが魅力的なのは、やはりオリジナルであるユング理論のおかげだと思っています。

 

 

MBTIが16Personalitiesと呼ばれる理由

 

ネットを見ていると、明らかにMBTIなのに16Personalitiesとか、16タイプ性格分類などと呼んでいるサイトがたくさんあります。

それはおそらくMBTI協会への遠慮があるからでしょう。

 

しかしMBTIだってユング心理学のタイプ論を大幅に拝借しているわけです。

マイヤーズ=ブリッグス親子はMBTIを作るにあたって、本家のユング氏にちゃんと断りを入れたのでしょうか・・・。

 

先ほども書いたように、アカデミックな心理学者からは「MBTIには客観性がない」と批判されています。

 

これに対して、もしMBTI協会が反論をしたいなら、

「ぜひ、MBTIについて自由に追試をしていただき、この理論が正しいかどうかを皆さんで検証してください」

という姿勢を見せるべきです。

 

ところが現時点ではMBTI協会は他団体の人がMBTIという名称を使うことすら快く思っていないようです。

これでは「客観性を実証する道を自ら閉ざしている」と思われても仕方ありません。

 

 

MBTIは今のところ、大学の心理学部、心理学科などで学ぶことはできません。

なぜなら客観性のある学問として認知されていないからです。

 

私は1人のMBTIファンとして、今後、MBTIがアカデミックな場で検証されていくことを願っています

 

次の記事を読むとユング心理学における性格タイプ理論の全体像が理解できるばかりでなく、MBTIのどこが間違っているかもよくわかります。

『MBTIの致命的欠陥をユング心理学の立場で解説【前編】』

MBTIの致命的欠陥をユング心理学の立場で解説【前編】 MBTIではミスタイプが頻発する・・・ MBTIは当たらない・・・ ネット上では時々こうした問題が取り上げら...

 

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