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INFP「寡黙なロマンチスト」の性格診断
からの続きになっています
INFPタイプの人は
「どうせ自分のことを理解できる人なんていない」
と考えているフシがあります。
でも、そうやって自分の心にフタをすることが「生きづらさ」の原因になっているとは思いませんか。
「う~ん、わからない・・・」
とおっしゃるなら、このページに書かれていること(いずれも簡単)を少し実行してみてください。
きっと人生が好転し始めるはずです。
INFPのキャラは奥深すぎて他人にわかりづらい
INFPタイプの人は内向(I)・感情(F)型なので、心の中にはものすごく豊かな感情の世界が渦巻いています。
ところがこのタイプは自分の思いをあまり言葉にすることがありません。
そのため周囲からは
何を考えているのだろう?
と不思議に思われることもよくあります。
またINFPは感受性も非常に発達しているため、他人の言葉に傷つきやすい傾向があります。
それだけに言葉の暴力性を理解しているわけですね。
だから自分がはっきりとものを言うことで
相手もまた傷つくのではないか・・・
と、相手の心配までしてしまうのです。
これはINFP独特の優しさというか、平和主義から来る、一種の消極性だと思われます。
でも、他人から見ると
自分の考えをちゃんと言ってくれない
と不満に思われる原因になってしまいます。
また、INFPは自分の感情を単に外に出さないだけでなく、ことさら無感情をよそおう習慣があります。
そのため周囲の人にはまるで無表情で、逆に冷たい人間のように見えることさえあります。
そしてINFP本人には、自分が無表情であるという自覚がありません。
だからよけいに本人の感情の濃さと、それに気づかない周囲とのギャップが生まれるのです。
INFPタイプの人の中には「生きづらい」と感じる人が多いようです。
でも、よくよく考えてみると、それはINFP本人がきちんとものを言わず、何だか遠慮がちに生きていることにも原因がありそうです。
自分の考えや喜怒哀楽をわかりやすく表現しよう
INFPの場合、心の中の思いや感情をもっと外に表現した方が何かと得します。
そのポイントをまとめてみました。
言いたいことはハッキリと言う
相手を傷つけるのが嫌だからハッキリ言えない・・・。
まず、この考え方を捨てた方がいいかもしれません。
世の中には
むしろハッキリ言って欲しい
と考えている人が全人口の約半分いることを覚えておいてください。
と考える人もたくさんいるよ
そして社会の重要ポストの大半は、そういう「ハッキリ派」の人たちに占められていることを心に銘記しておきましょう。
そして、もし相手から嫌なこと、苦手なことを要求されたら、キッパリ断りましょう。
断ることで相手から嫌われることを心配していてはダメです。
自分の悩みを人に聞いてもらう
「わかりやすい人間」になるための方法はまだ他にもあります。
それは自分の悩みを積極的に「人に相談する」という方法です。
INFPの場合、何かと気にし過ぎる性格は今後もなかなか変わらないでしょう。
でも、だったらいっそのこと、それを外に出してしまったらどうでしょうか。
それが「人に相談する」ということです。
これには3つの効用があります。
まず、悩みを人に打ち明けることで、自分の気持ちがラクになる。
次に、人からよい解決方法を教えてもらえる可能性がある。
3つめ、自分の悩み=弱みを打ち明けるというノーガード戦法により、他人に自分を理解してもらえる。
最初はちょっと勇気がいるかもしれません。
でも、さりげなく世間話風に
ちょっと変なことがあったんだよね
・・・という感じで悩みをしゃべってみたらどうでしょうか。
表情筋を動かす練習をする
ENFPのような外向(E)・感情(F)タイプの人と、INFPのような内向(I)・感情(F)タイプの人との大きな違いは何だと思いますか?
それは表情筋の発達ぐあいです。
たとえばENFPタイプの場合、たとえば嬉しさを隠そうとしても勝手に表情筋が動いて嬉しそうな笑顔になってしまうのです。
一方、INFPのような内向(I)型の感情(F)タイプはあえて感情をひた隠しにする習慣があります。
そのため表情筋がやや固くなっているように見受けられます。
そこで表情筋を動かす練習をしてみるのです。
といっても、何も大げさに考える必要はありません。
鏡を見て、表情筋のストレッチのつもりで顔をいろいろ動かしてみるだけで十分です。
つまり鏡の前で、1人で笑ったり、怒った顔をしたり、悲しそうな顔をしてみたり・・・。
ちょっとバカらしいと思うかもしれません。
でも、顔の筋肉がほころび、いろんな感情を表情ひとつで伝えられるようになるだけで、
「わかりやすい人だ!」
と思われるようになるでしょう。
顔で表情を作る時には、舞台俳優にでもなったような気分でちょっと大げさにやってみるのがいいと思います。
手順を踏んで説明する習慣を付けよう
INFPタイプは感情(F)型の人間です。
したがって思考(T)機能が影となるため、物事を論理的に説明するのが苦手です。
実はこれも先ほどの「わかりやすい人間になる」という視点で考えると放ってはおけない課題です。
また、INFPは直観(N)型としての面も強いので、人に何かを説明する際、
喩え話をするとよく伝わるだろう
と思いがちです。
しかし世の中のおよそ半分の人は
喩え話はもういいから、具体的に話してほしい
と考えるタイプの人たちなのです。
だからこそ論理的、具体的に説明する力も必要なのです。
そういう人たちに対する説明はINFPは上手だろうね
さて、こうした論理的かつ具体的な説明能力を鍛えるには、学校時代の国語ではありませんが、いわゆる「説明文」を読むのがおすすめです。
つまり論理的に書かれている本ですね。
もし、適当な本が見つからなければ、今は説明法の入門書がたくさん出ていますので、1冊くらい読んでみてもいいでしょう。
例えば下に紹介する本など、ナマケモノ的にはおすすめです。
何だか童話のような、絵本のような優しいタッチで書かれていて、頭にすんなり入ってくるような気がします。
『
伝え方の技術を学びたいなら次の本もいいですよ。
バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則』
『
INFPの内面「見える化」計画のまとめ
INFPにとって「コミュニケーション能力の改善」は人生を変える大きなポイントとなります。
・・・と言っても、一気に改善することは難しいと思います。
そこで、まずは「自分の問題点を整理する」という段階から始めるといいでしょう。
●周囲の人に自分を理解してもらう努力をすること。
●無表情だと冷たい人間に見えてしまうことを知る。
●鏡を見ながら表情筋を動かす練習をする。
●ハッキリと言う、断る時もハッキリ断る。
●自分の悩み事を世間話風に人に話してみる。
●論理的、具体的に話すことを心がける。