旧ナマケモノ性格診断

INFPが「地に足がついた仕事」や適職を選ぶ方法

 

このページは
INFP「寡黙なロマンチスト」の性格診断
からの続きになっています

 

INFPタイプはよくアーティストタイプだと言われます。

だからと言って

「キミはINFPだから詩人になるといいよ」

「彫刻家も合ってそうだね」

とか言われも、正直、困りますよね。

 

INFPだって、ちゃんとお金を稼ぎたい・・・。

それなのに、そんな「食えない仕事」ばかり勧めてくるなんて無責任じゃありませんか・・・。

 

「16の性格」関係のサイトを読んでいて、そう感じるINFPタイプの人も多いはず。

そこでこのページでは従来のINFPへの適職アドバイスとは違う、本当に稼ぐための仕事論について根本的なところをお話ししたいと思います。

 

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まずはINFPへの平凡でありきたりな適職アドバイス

 

さまざまな性格タイプがある中で、仕事選びや適職探しに一番苦労するのがINFPタイプだと言われています。

 

その主な理由は次の2つです。

内向感情(IF)なので周囲とのコミュニケーションに消極的

直観(N)型なので「仕事という現実」に対処するのが苦手

 

INFPが仕事選びなどで苦労する点に関して言えば、上の2つのうち、直観(N)型であることの方が大きな影響がありそうです。

なぜなら直観(N)機能が優れているということは、逆に言えば「現実対応能力」に関係する感覚(S)機能が弱いということだからです。

 

 

また、次のような悪いイメージもINFPタイプにはあります。

・理想論ばかりで現実を見てなさそう

・社会の荒波に挫けやすそう

・組織で力を発揮できなさそう

・チームワークが苦手そう

 

その一方でINFPタイプには他のタイプにないアドバンテージもあります。

・直観力や想像力が豊かで、斬新なアイデアが出せる

・直観的に相手の心情を理解できる

・好きなことには損得勘定抜きで夢中になれる

 

そこでINFPタイプの適職もしくは天職として、ネットなどによく書かれているのが次のような仕事です。

各種カウンセラー、各種コンサルタント、宗教関係、占い師、教育関係、医療関係、ジャーナリスト、人文科学系の学者、研究家、翻訳家、クリエイター、芸術家、小説家、各種デザイナー、フォトグラファー、イラストレーター、映像関係、役者、音楽家

 

ところがこれらの職業には大きな問題が1つあります。

もし、飛び抜けた才能がなければ貧乏になってしまいそうな仕事ばかりだ!

ということです。

 

上のような仕事につくこと自体が「イチかバチか」のギャンブルだよね

 

実は私(ナマケモノ)も以前は同じようなアドバイスをINFPタイプの人にしていました。

でも、よく考えてみると、INFPに対して何とも無責任なアドバイスだったのではないか・・・と今では思っています。

 

 

残念ながら企業の中では出世しづらいタイプ

 

INFPタイプの人が一般企業で働く場合にも1つ大きな問題があります。

それは何かというと、

INFPは組織では出世しづらい

ということです。

 

企業の中で出世していけそうな人って・・・

企業の中で出世していけるのは何かと安定感のある人です。

たとえば命令した通りに動いてくれそうな人。

10年後もこの会社にいてくれそうな人。

失敗が少なさそうな人。

 

INFPの場合、柔軟性はあるけれども安定感がなさそうに見える。

そこが問題なのです。

 

また、人間関係の調整力がなさそうにも見えるため、1つの部署を任せることが不安視されがちなのです。

もちろんINFP全員ってことじゃないよ
そういう傾向があるってこと

 

・・・だったら、自分は出世なんか興味ないから大丈夫だ、と思うかも知れません。

でも、同期の仲間がみんな出世していくのに、自分だけいつまでたってもヒラ社員・・・という状況を想像してみてください。

あるいは自分の後輩が10年後には自分の上司・・・という可能性もありえます。

 

今は平気だと思っても、実際にそうなってみると悲しいものです。

後輩でも人格者だったら、その部下になってあげてもいいかな・・・

 

 

それではINFPはどういう場所で、どういう仕事を選べばよいのでしょうか

そこに行く前に、まず「INFPにとっての仕事」というものについてじっくり考える必要があります。

 

 

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INFPは仕事そのものより稼ぎ方を考えるのが苦手

 

どうもINFPというタイプは「カネ儲け」に不熱心な傾向があります。

 

これは世俗的なことに興味がないからというのもありますが、同時に「カネ儲け」が何か不浄なことのように思えてしまうのです。

 

だから、たとえ儲かる仕事であっても、自分の理念に反する仕事はやりたくないと考えがちなのです。

でも、「カネ儲け」という現実に対応していかない限り、人生はいつまで経っても充実したものにはなりません。

 

 

先ほども述べましたが、INFPはアーティストや占い師などが向いていると言われます。

確かに仕事内容から考えると向いていそうですね。

 

でも、実際のところ、アーティストや占い師でお金を稼ぎまくっているのはINFPタイプからはほど遠い、感覚(S)型の人たちばかりです。

 

INFPの場合、例えば

「占いを頑張って勉強していれば、いつか稼げる占い師になれる・・・」

と考えています。

 

ところが現実主義者の感覚(S)型の人が占い稼業を始める場合、勉強なんかする前にまず稼ぐ段取りを先に付けるのです。

INFPタイプの人に欠けているのはこうした「稼ぐことに対するこだわり」です。

 

では、何が大切かというと、

これはどうやればお金に換えられるだろう?

と考える習慣を付けること。

 

この「稼ぎ方を考える習慣」さえ身につければ、早い話、仕事なんて何を選んだっていいのです。

「稼ぎ方を考える習慣」が身につけば、具体的な稼ぎ方(営業のコツとか)は自然にわかってくるはず

 

では、そうした習慣をつける方法について次に考えてみましょう。

 

 

地に足がついた仕事感覚を目覚めさせよう

 

ユング心理学での性格タイプの考え方をもう一度さらっと復習しておきます。

 

人間は大きく分けて外向(E)型内向(I)型に分けられます。

そして、それぞれが次の4つの性格機能を持っていると考えられています。

  • 感覚(S)機能
  • 直観(N)機能
  • 思考(T)機能
  • 感情(F)機能

 

この部分についてはすでに次の記事で詳しく書いていますので、先に読んでくださった方がいいかもしれません。

 

従来の「16の性格」関連のサイトでは、

自分の性格タイプに合った仕事を選ぼう

とアドバイスされています。

 

でも本来、すべての人間は上の4つの性格機能をすべて持っています。

ただ、使い慣れている機能とそうでない機能とがあるだけです。

 

INFPタイプの場合は

感情(F)直観(N)→使い慣れている

思考(T)感覚(S)→使い慣れていない

 

ここで大切なことは、

「カネを稼ぐ」には

思考(T)感覚(S)が特に大事

だということです。

 

ところがINFPタイプの場合、この2つの機能は持ってはいるのに使い慣れていません。

無意識の中で眠っているのです。

そこで、この2つの機能を目覚めさせ、開発する必要があります。

 

そのためにはまず現実適応能力をアップさせることが必要です。

 

▼これについては先ほどご紹介した次の記事をぜひお読みください。

しつこくてごめんね

 

現実世界に適応する力を付けるとともに、次のようなことも勉強してみましょう。

問題解決能力を身につける

ビジネスモデルを勉強する

マーケティングの勉強をする

 

学校で習った勉強とは違い、こうした現実社会に必要な勉強をすることで地に足が付いた仕事感覚が身についてきます。

 

ちなみに私は以前、部屋の大掃除をやった時、不要なゴミが大量に出てきました。

「どうせ手放すのならお金に換えられないか」と考えた末、ヤフオクで売ったところ10万円以上の収入がありました。

世の中、不思議なもので、壊れた電化製品でも買いたいという人がいるものです。

 

実を言えば私自身、もともとINFP系の人間でした。

でも、その後、思考(T)機能と感覚(S)機能を鍛えつつ、現実感覚を少しずつ養ってきた人間です。

 

 

このページを最後まで読んでくださった方の中には

「なんだ、結局、精神論じゃないか」

と思う人もいらっしゃるでしょう。

 

でも、これからの時代はもはや自分の「適職」を考える時代ではないかも知れません。

おそらく「職種」というジャンル分け自体が消滅していくような気がするのです。

 

なぜなら今、「職」として存在している仕事の多くは将来、AIがやるようになるだろうからです。

そして人間はその隙間を狙って

「自分は何ができるかな」

と考える時代になると思うからです。

 

だから

「自分の適職は何だろう・・・」

と悩むより、

「何をやって稼ごうかな」

と考える方がこれからの時代には合っています。

 

そう考えると、もともと未来志向のINFPにとってはむしろ「生きやすい時代」になっていくだろうと思っています。

 

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