旧ナマケモノ性格診断

ESFJ「アットホームな働き者」の性格診断

ESFJ

 

ESFJタイプの人は愛情豊かで働き者。

でも、人に世話を焼きすぎて、逆に相手から迷惑がられることも・・・。

いい人だけど、弱点もチラホラ。

そんなESFJが人生をさらに充実させるための考え方をまとめてみました。

 

 

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診断結果の見方

 

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ESFJは人当たりはよいが頑固な一面もある

 

ESFJ外向感情(EF)感覚(S)機能がミックスされた性格タイプです

 

 

感情(F)機能が外向(E)的に働くということは感情表現が豊かで他人への共感力が高いということです。

その結果、社交的で人に親切。

また、おしゃべりが大好きな人が多いです。

 

1人で休んでいるより、誰かと一緒にいる方が元気になれるというタイプだよ

 

一方、感覚(S)機能が発達しているため現実主義的な性格傾向が現れます。

しかもこのタイプは判断(J)型なので、

現実はこうなんだから
こうやればいいんだ!

というように、物事をワクにはめたがるところがあります。

 

だから周囲の人の目には

「頑固だ」

「柔軟性がない」

「融通がきかない」

と映ることも多いようです。

 

でも、時にはそれが

「あの人は毅然とした態度をとる」

という好印象に変わる場合もあります。

 

総じて言うなら、ESFJというタイプはEFの面では「人当たりのよさ」が強調され、SJの面では「頑固さ」が強調される性格だということです。

 

このページのESFJの解説を読みながら

「どうも自分のタイプとは違うようだ・・・」

と感じる方がいらっしゃるかもしれませんね。

 

その場合、そもそも判定結果が間違っている可能性があります。

 

そういう方はぜひ次の記事に目を通してください。

性格診断というものについて、一番大切なことが書かれています。

 

『下手に性格テストを受けると有害にしかならない理由』

 

 

愛情深い反面、ちょっと小うるさい性格である

 

上に述べたことをもう少し具体的に見ていきしょう。

 

まず、感覚(S)型についてです。

これは理想より

現実が大事!

という性格タイプです。

 

そして目の前の問題点を見つけ出し、それを「今、解決」しようとします。

考えている暇があったら、即行動。

だから働き者です。

 

男性でも女性でも、掃除や雑用、片づけが得意。

ルーティンワークも苦にならない。

むしろ得意です。

 

このタイプに限って言えば、女性の方がイメージしやすいかもね・・・

 

 

ただ、現実主義者にありがちな弱点もあります。

 

まず、物事をミクロの視点で見るのは得意ですが、マクロの視点でとらえるのは苦手です。

同じく今日や明日のことは十分に考えるのですが、将来について想像力を働かせるのは不得意です。

 

したがって未知の世界、新しい領域にチャレンジすることもめったにありません。

先ほどルーティンワークが得意だと述べたのもこういう性格事情があるからです。

 

好奇心を満たすことより、慣れていることをやった方が安心できる・・・と考える人

 

さらにこのタイプは判断(J)型でもあります。

これは簡単に言えば

何事も計画的にサッサと片づけていく性分

ということです。

 

これが先の感覚(S)機能と一緒になって

現実主義的な機動力を発揮するわけですね。

 

 

また、ESFJの人は外向感情(EF)型なので、

つい他人にかまいたくなる

という性格をしています。

 

困っている人がいると、つい手を貸したくなるみたい

 

もちろんそれは「面倒見のよさ」という良い方向で現れるのですが、そこに上述の「機動性」がミックスされてきます。

すると、

人のためにテキパキ働く

という活動的な性格傾向が出てくるのです。

 

だからESFJタイプの中には

「自分のことは後回しにしてでも人の役に立ちたい」

という人もたくさんいます。

 

 

ところがESFJのこの面倒見の良さはしばしば「愛情の押し売り」になってしまう場合があります。

つまり相手への愛情深さが裏目に出て、時々、「小うるさい人」になってしまうのです。

 

本来、ESFJ本人はすでに申し上げたように機動力のある人です。

だから何でも自分のスピードで処理しようとし、少しばかり「せっかち」なところが出てしまうのです。

 

ところが世話をされる側にしてみれば、何だか「早くやれよ」とせかされているように感じ、

「うるさい人だなあ~」

と言いたくなってしまうのです。

 

 

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目先の満足感にこだわる現実主義者

 

また繰り返しになりますが、感覚(S)機能というのは理想主義とは違い、実用性を重んじる性格傾向です。

それが外向感情(EF)と結びつくことで

誰かの役に立ちたい!

という気持ちが湧き起こります。

 

この時、ESFJは金銭的な見返りについては必ずしも期待しないのですが、そのかわりに

感謝の言葉を欲しがる

という傾向があります。

 

「ありがとう」の一言を聞けるだけで、どんな苦労や疲れも吹き飛んでしまうのがESFJタイプなのです。

 

ESFJはもともと人類の役に立とうなんて野望はこれっぽっちもありません。

でも、今、目の前にいる人から感謝されるとモチベーションがぐんとアップします。

それだけで「生きてて良かった」と思えるみたいです。

 

ところが感謝の言葉を聞けない場合はガッカリして落ち込みます。

時に、「まだ、あの人にはお礼の言葉を言われていない」などと不平をこぼすことも・・・。

 

ともあれ、こういうふうに「人からの評価」を気にするところもやはり外向感情(EF)なのですね。

 

 

こうしたことを考えるなら、ESFJタイプの人が仕事を探す場合、次のようなことが言えるでしょう。

 

今、この場で行動することで、すぐに結果が出せて、しかも人に感謝される仕事が向いている。

 

また、ESFJは自分の「持ち場」を与えられた方が頑張れるタイプです。

そうすると、まるで自分の「家庭」を取り仕切るような気分で仕事ができるようです。

 

新規開拓などの仕事はタイヘンかもね・・・

 

 

思考(T)機能と直観(N)機能が苦手分野

 

ここでユング心理学の考え方を使ってESFJの性格機能を図にしたものをご紹介します。

《注意》MBTIでの解釈とは異なります。

ご覧の通り、感情(F)機能と感覚(S)機能は「意識」の領域にあり、十分に開発されているため本人も使い慣れていることがわかります。

ところが思考(T)機能と直観(N)機能については「無意識」の領域にあって未開発の状態になっていると言えます。

 

これら未開発の部分にかかわる問題はこのタイプにとってはまさに苦手分野となります。

しかし一番の問題はこうした苦手分野を持っていることではありません。

本人に「自分にはそういう苦手分野がある」という自覚がないことこそ、最大の問題なのです。

 

苦手な機能については開発するのはなかなか困難です。

しかし今述べたような自覚を持つだけでも生き方が変わったり、あるいはラクになったりするものです。

 




平和主義者すぎて波風が立つのを恐れる

 

ESFJは外向(E)型なので、エネルギーはいつも外側の世界に向いています。

また外向感情(EF)型ということで言うと「人づきあいが上手」です。

 

でも、このタイプの人の生き方にはあまり派手さがありません。

やることなすこと、何だか「こぎれい」にまとまり過ぎていて、とにかく無難な生き方を求めてしまうのがESFJというタイプのようです。

 

その理由として、まず判断(J)型であることが影響していると思われます。

この性格タイプの特徴として、

サプライズが苦手

というのがあります。

 

予期せぬ出来事に対処するのが不得意なため、何事も予定通りに進んで欲しいと思っているのです。

 

別の言い方をするなら、

秩序を好む

ということになるでしょう。

 

ESFJタイプの人はできるなら「秩序のある世界で生きたい」と考えています。

無頼な生き方は嫌だ!

ということです。

 

ESFJの人は安定した幸せな人生を送るケースが多いように思います。

ところが、人生全体は何となく「おうちサイズ」で、「こぢんまり」とした感があります。

それはおそらくこのタイプ独特の

冒険を避ける

という生き方が原因かもしれません。

 

 

さらに言えることとして、秩序を求めるあまり、「創造性に欠ける」という点があげられます。

なぜなら創造的活動というのは一種の秩序破壊だからです。

 

 

こうした「無難志向」は人間関係にも影響します。

つまり、人間関係に気を使うあまり、「対立」を極端に恐れるのです。

何か問題が生じても

荒立てたくない!表面化させたくない!

という気持ちが強く働きます。

 

だから目の前の人に口うるさく言うことはあっても、たとえば自分が所属する組織の問題点などには決して首を突っ込んだりはしません。

 

上司に反対意見を述べたり、ましてや改革案を提示するようなこともありません。

 

言わば「長いものには巻かれろ」的な人生になることも多いということです。

 

「何々先生」と呼ばれる人や社会的な肩書きを持った人に弱い・・・

 

 

ESFJの課題は直観(N)機能を開発すること

 

ESFJはさほど大きな上昇志向の持ち主ではありません。

どちらか言えば、日々の暮らしの中に小さな幸せ感を積み重ねていくタイプでしょう。

 

また、基本的にプラス思考なので、例えば「生きるのがつらい」といった深刻な悩みを持っている人も少なそうです。

 

悩みがあったとしても日常的なレベルのものだね

 

だからESFJ本人はその生き方で結構だとは思います。

でも、その一方で大きな夢を抱いて生きている人に対する理解が足りないところがあります。

 

世の中にはいろんな人がいて、中にはリスクを顧みずに夢へのチャレンジをし続ける人もいます。

そうした人たちに対し、

「夢みたいなことを言ってないで、ちゃんと仕事をやりなさい」

みたいな対応をしてしまうのです。

 

夢にチャレンジする人というのは必ずしも無計画に生きているわけではありません。

計画は立ててあっても、その計画のスパンがとてつもなく長いだけです。

ESFJはそうした人たちへの理解も必要だと思います。

 

 

さて、一般的にESFJタイプの人は教職、看護師、福祉関係、介護関係など、教育、医療、福祉関係の仕事が向いているかも知れません。

また、コンサルティング関係の仕事、あるいは結婚仲介業なども適職となりそうです。

 

つまり「目の前にいる人の世話を焼くこと」がそのまま業務内容になるような仕事ですね。

 

それはそれでいいのですが、できれば自分の弱点である直観(N)機能も開発した方がいいでしょう。

そうすることで視野が広がり、人生の充実度も増していくはずです。

 

 

直観(N)機能を開発するには、先ほどの「夢みたいな話」ばかりしている人の話にも興味を持って耳を傾けるのが一番です。

そうすれば相手も助かるし(笑)、ESFJ本人もその「夢みたいな話」に感化され、直観(N)機能が少しずつ目覚めてくる可能性があります。

 

 

ESFJの性格診断をまとめると・・・

 

ESFJタイプの人は自分自身を客観視するのが割と苦手です。

そのため、こうした性格分析の記事を読んでもピンと来ない人がいらっしゃるでしょう。

そういう場合は

「周囲の人の目には自分はこう見えている」

と考えていただければいいかもしれません。

 

ESFJタイプの性格を簡単にまとめると次のような感じです。

 

人当たりはよいが意外に頑固なところもある。

目の前の問題をサッサと解決したがる。

世話焼きが高じて愛情の押し売りになる場合がある。

人の役に立つことをして感謝されたい。

対立するより無難に生きることを望む。

目の前の人の世話を焼く仕事が向いている。

直観(N)機能を開発することで人生がもっと充実する。

 

 

 

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