職場などで「自分は評価されている」と思っている時に限って、足を引っ張ろうとする人はいるものです。
そういう人はあなたのいない場所であなたの陰口を言っている可能性があります。
それが誰なのか、ほぼ100%の確率でわかる方法を解説します。
他人の陰口を言う人はあなたの陰口も言っている
学校とか趣味のサークル、あるいは職場など、人が何人か集まるとたいがい陰口が飛び交うものです。
「いやいや、自分はそんなの無縁だよ」
と言う人がいるかもしれません。
でも、なぜそれがわかるのですか?
陰口というのは、言われている本人がいない場所で飛び交うもの。
だから言われている本人にわかるわけがありません。
では、自分が陰口を言われているかどうか、どうすればわかるのでしょう?
1人1人聞いて回る?
「あなた、私の陰口を言ってない?」
・・・なんて聞いても、「うん、言ってるよ」などという答えは返ってきません。
では、どうすればわかるのか?
実は簡単な方法というか、それに気付くコツがあります。
それは以下の通り。
あなたの前で他人の陰口を言う人は100%の確率であなたの陰口も言っている。
これは50年以上生きて来た私が実感を持って言えることです。
まず間違いありません。
なぜ、あなたは簡単にだまされるのか?
他人の陰口を言う人というのは意外にも好人物であることが多いです。
というか、人の陰口を言うことで、その人の印象は逆によくなっていくのです。
これって不思議だと思いませんか?
でも、考えてみれば当然です。
他人の陰口を言う人というのは、それを聞いてくれる人を選ぶ目を持っている。
そうやって選ばれた人とは、つまり「あなたのような素直な人」なのです。
その人が話す「他人の陰口」を聞きながら、あなたはこう思うでしょう。
「こういう言いにくいことを
私に打ち明けてくれているんだ。
私は信用されているんだな」
人は「自分を信用してくれる人」を信用するものです。
だからその人が口にする「他人の陰口」を聞きながら、あなたはその人に好感を持ってしまうのです。
しかし、ここで気をつけるべきことがあります。
その人が口にした「他人の陰口」にぜったい同意したり、共感する素振りを見せないこと。
これをやってしまうと、今後その人物は「あなたが〇〇さんの陰口を言っていた」と言いふらして回る可能性が大です。
逆に興味なさそうに聞いていると、もうあなたのところに他人の陰口を言ってくることはなくなるでしょう。
でもだからと言って「あなたの陰口」までやめるとは限りません。
ここが難しいところ。
なぜ、その人は他人の陰口をいうのか?
人が他人の陰口を言う最大の理由はストレスの発散でしょう。
先ほども述べましたが、他人の陰口を言う人というのは意外にも好人物であることが多いです。
人間、生きていれば調子のよい時もあるし、悪い時もある。
不満や怒りが顔に出る場合もある。
しかし、好人物というのはそういったネガティブな感情を笑顔の裏に閉じ込めるのが得意です。
ガマン強い人だとも言えるでしょう。
また、人間関係に器用な人だとも言えます。
そういった意味ではこの日本社会で非常にうまくやっている人です。
周りからの評価もいいし、企業では出世するタイプです。
しかし、それだけに実は大変なストレスをため込んでいます。
そのストレスを「他人の陰口」というカタチで発散しているのです。
陰口を言う人の弱点は「実技能力の低さ」
確かに陰口を言う人は周囲からの評価が高く、出世しやすいタイプの人が多いです。
ところが残念なことが1つあります。
それは何か・・・
実はそういう人に限って実技能力はきわめて低いものです。
逆に言うと、自分の実技能力の低さを「口のうまさ」でごまかしているのです。
それなのに周囲はその人に対して過大評価をしている。
それが一番残念な部分です。
本当は大して実力は持っていないけれど、口だけは上手。
しかし実技能力がないため、いずれ「バレる運命」にあります。
その人は最終的に周囲から祭り上げられて責任者になったり、トップにまで登りつめる。
だけど、そのポジションまで来ると、もう陰口を聞いてくれる人がいなくなります。
すると今まで他人の陰口を言うことで活力を得てきたのに、それができなくなる。
だから消耗していくしかありません。
同時に周囲の人も、その人物があんがい口だけの人で、実技能力がないことに気付き出します。
そうやって今まで他人の陰口を言うことで地位を築いて来た人は下り坂の人生を歩むことになります。
自分の陰口を言われているとわかったら、つい仕返しをしてやりたくなります。
でも、自分が仕返しをしなくても、本人が勝手に落ちていきます。
これは私の経験から言えること。
だから戦おうとか、懲らしめてやろうなどと思う必要はありません。
黙って見ていればいいのです。