MBTIでいうINFPタイプは
生きづらいそうな・・・。
でも、その生きづらさの原因は
IN特有の「考え方のクセ」にある。
それさえ理解できれば
INFPの人生は好転するはず!
INFPの生きづらさの原因は「ないものねだり」
MBTIによる性格タイプの分類で、以下の4タイプは
内向直観(IN)タイプ
としてまとめることができます。
- INTJ
- INTP
- INFJ
- INFP
このINグループは多かれ少なかれ「生きづらさ」を感じながら生きているという共通点があります。
特にINFPがそうです。
INFPの人の中には自分自身を「社会不適合者」だと感じている人もいます。
それで、自分に向いている仕事がわからない・・・
また、人間関係で悩んでいる・・・
そういった共通の悩みを抱えているケースが多い。
しかし心理学的に言えばINFPタイプの人が他のタイプよりも能力的に劣っているわけではありません。
性格タイプそのものが持っているアドバンテージというのは完全に平等です。
ではなぜ内向直観(IN)タイプ、中でもINFPは特に「生きづらさ」を感じるのでしょうか。
先に結論を言うなら
INFPは「ないものねだり」をする傾向が強いから
なのです。
今の自分は「理想の自分ではない」と考えるクセ
そもそも内向直観(IN)というタイプの本質はどんなものでしょうか。
このINタイプというのは
直観(N)と内向(I)の2つの要素から成り立っていますが、生きづらさを感じる根本原因はおそらく直観(N)タイプであることから来ています。
では、この直観(N)型とはどういったタイプでしょうか。
簡単に言えば、
現実直視を避けて理想を夢みるタイプ
だと言えます。
言い換えると、
今の自分は劣っている
今の自分のままでは不十分だ
自分を変えれば、人生は好転するはずだ
〇〇さんみたいな人間になりたいな・・・
などと、今の自分以外のところに夢や目標を置く傾向があるということです。
つまり「今のままの自分」を否定しているとも言えます。
隣の庭が広く見える、キレイに見える・・・。
他人が羨ましく見える・・・。
こうした性格傾向が先ほど書いた「ないものねだり」です。
今の自分はとてもじゃないが理想的な人間とは言えない、だから理想的な人間に変わらなければならない・・・
そのように考えるクセがあって、それが自分自身を苦しめているのです。
また、内向(I)型ということもあって、そういう負の考え方を自分の中だけでグルグルと回してしまう。
だから、その負のループからいつまでも抜け出せなくなっているのです。
「今のままの自分でいいじゃん」と考える
内向直観(IN)タイプが他のタイプよりも特に優れている能力があります。
それは何かというと、
天才的な想像力
です!
一般に出世しやすいタイプ、この現実世界で最も有利なタイプとも言われるESTPタイプなどは、はっきり言ってあまり想像力が豊かではありません。
だから最初から現実的に自分の手が届く範囲内に目標を定め、それに向けて努力します。
(だからうまく行くんだけど)
ところが想像力が豊かすぎる内向直観(IN)タイプ、特にINFPの場合、簡単に手が届く範囲内にあるものは
「きっと理想的ではないはずだ」
と考える傾向があります。
簡単に手に入るものでは満足できないのです。
だから想像の世界でしか達成できないようなことばかりを目標にする。
その結果、そんなのは達成できるわけがないので挫折感を味わうことになります。
つまり、INFPにとっては「豊かな想像力」は長所であるとともに、自分を苦しめる原因でもあるのです。
INFPにとって大切なことは、今すでに自分自身が持っている資質に目を向けることです。
たとえば「引きこもり生活」をしているとします。
その場合、引きこもりから抜け出し、世の中で大活躍している自分を想像ばかりしていても現状は変わりません。
そのかわり「今、引きこもり」であることを武器にできないだろうか?という方向に発想を転換するのです。
大勢の中でヒーローになっている自分を想像して楽しむのではなく、引きこもりを今まで以上にエンジョイしている未来の自分を想像してみてくさい。
すると今、何をすればもっとたくましい引きこもりになれるかがわかってきます。
つまり、今のままの自分を認め、今のままの自分をそのまま拡大していく方法を考えるのがINFPの人生戦略となります。
スコティッシュフォールドを飼うべきだった・・・
昨年来のコロナ禍の中で、一番「うまくやった」のはネコを購入した人ではないでしょうか。
「は? なんのこっちゃ」
と思うでしょう?
ネコ、たとえばスコティッシュフォールドあたりの愛くるしいネコを飼う。
するとその世話で、あまり外には出られない。
でも、「家にネコがいるから」という言い訳を自分にすることで、家にばかりいる罪悪感を感じなくてすむ。
人間関係が疎遠になっている自分を正当化することができる。
そして、そのネコとの暮らしを毎日5分くらいの動画にしてYouTubeにアップする。
たったそれだけのことで、昨今、信じられないような年収を上げ続けている人が続出しています。
(中には年収1億円以上になった人もいますよね)
これは「自分は自分以外の何ものでもない」という基本思想を上手につかった例です。
コロナ禍において、ネコを飼いだした人が全員INFPかどうかは知りません。
でも、「今すでに自分自身が持っている資質に目を向ける」とは、まさにこういうことです。
想像力があり過ぎると、つい「自分を変えよう」としてしまう。
そしてそれが難しいから悩んでしまう。
でも、逆に「今のままの自分を活かそう」とすると、意外にやれることはたくさんある。
それがINFPが正しく生きていくための基本戦略です