性格タイプ

オンライン英会話では内向型の先生に習った方が伸びる!?

英語講師と性格タイプ

 

DMM英会話のように先生を自由に指名できるオンライン英会話の場合、どんな先生を選べばよいのでしょうか。

 

チャットボックスにびっしりと書き込んでくれる先生?

まあ、それもいいでしょう。

 

でも、先生のお手本が立派だからと言って、こちらの英語力が伸びるとは限りません。

それより大切なことは基本的なミスをちゃんと指摘してもらえるかどうかです。

 

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自分の工作を先生に手助けされて泣き出す子ども

 

ユング心理学の専門家で、もうお亡くなりになったのだけれど、秋山さと子さんという方がいらっしゃいました。

その方が書いた本で、『ユングの性格分析』(講談社現代新書)というのがあります。

 

その本の中に内向型の子どもの特徴として、こんな話が書いてあります。

 

 

それは1920年代のアメリカの私立小学校での出来事。

ある児童カウンセラーが目にした、低学年の工作の授業での話です。

 

先生は子どもたちが工作をするのを見回りながら、困っている子にはアドバイスを出したりしていました。

 

その中に1人、「がんばってはいるけれども今ひとつうまくいかない」という子がいました。

そこで先生は「ちょっと貸してごらん」とばかりに器用な手つきで手伝ってあげたそうです。

 

ところがその子は先生に感謝するどころか、

「これはもう私の作品じゃない!」

と言って泣き出したそうです。

 

この話について、秋山さんは次のようなことを書いていらっしゃいます。

 

内向的な子どもにとって作品の出来ばえなど二の次。

肝心なのは自分自身で作る喜びを味わうことだ。

それを取りあげられたので、その子は泣いたのだろう。

 

これがもし外向的な子どもなら

「先生の手が入って美しい作品ができた!」

と喜ぶだろう。

それに何よりも先生が手伝ってくれたことを嬉しく思うはず。

 

この泣いた子どもの気持ち、私自身も内向型なのでよくわかります。

そして現在、オンライン英会話のレッスンを受けていて、一部の先生に対してこの子どもと同じような気持ちになることが今でもあります。

 

 

英作文で上等すぎるお手本を書いてしまう先生

 

DMM英会話のレッスンには一般的なスタイルというものがあります。

それは、教材レッスンであれフリートークレッスンであれ、生徒がしゃべった英語の誤りを先生が訂正する、というスタイルです。

 

たとえば生徒が

I watch a movie yesterday.

と言ったら、先生は

watched!

と口で言って指摘するか、

あるいはチャットボックスに

I watched a movie yesterday.

と書いてくれます。

 

もちろん何も指摘してくれない先生もたくさんいますが、こちらの間違いをちゃんと指摘してくれる先生は確実に人気が出ます。

 

でも、その訂正の仕方によって、それを喜ぶ生徒と喜ばない生徒が出てくるように思うわけです。

 

 

私がときどき出会うのは

過剰に直しすぎる先生

です。

 

たとえば私が

I watch a movie yesterday.

と言うと、先生は

「どんな映画を観たの?

その映画なら私も見たよ。

いい映画だったよね・・・」

とか言いながら、チャットボックスに次のように書くわけです。

Impressive movies always inspire you.

(感動的な映画はいつも私たちを奮い立たせてくれる)

 

こういうお手本(?)を目にするたびに、私は目がテンになってしまいます。

「は? 自分、こんなこと言ってないんですけど・・・」

って感じで・・・。

 

たとえばもっとわかりやすく、日本語文で説明すると次のような感じです。

 

「私はコーヒーよりも紅茶が好きです」

と言うべきところを、日本語力がないため

「私はコーヒーより紅茶が好きです」

と言った場合、先生は助詞の「が」が間違っていることを指摘するべきでしょう。

でも、そこを指摘せず、お手本に

「コーヒーと紅茶は代表的なカフェイン飲料ですが、日本では紅茶の方が人気です」

などと勝手に想像して書くんですね。

 

先生としては一種のサービス精神で例文を作成してくださっているんでしょう。

それはそれで嬉しいのですが、ただ、ここまで「かけ離れて立派」だと、英会話の勉強にはならないわけです。

 

 

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高度な手本を出してくる先生がなぜか人気沸騰

 

上の例のように「素晴らしすぎるお手本」を書いてくれる先生って、割と人気が出ます。

生徒からはサービス満点と評価されます。

★5個の先生にはこういうタイプが多いです。

 

そして先生への「評価・コメント」欄にも

「チャットボックスに素晴らしいお手本をたくさん書いてくれます!」

といった感想が並びます。

 

たぶん生徒の心理としては、お金を払っているんだから「高級なお手本の方がありがたみを感じる」のでしょうね。

 

でも、ある時、気づいたのです。

こうやって直しすぎる先生って、そういえば皆、外向型だな、と。

 

そしてこういうタイプの先生に感動してファンになってしまう生徒もまた外向的な性格なのでしょうね。

 

 

一方、生徒が話した英語について、例えば「三単現のS」など最低限の間違いだけを直す先生もいます。

こうした先生は生徒の表現を尊重してくれる先生だと思うのですが、よくよく考えてみると、私が見た限り全員が内向型です。

 

こうした先生は

「できる限り生徒自身が出した言葉を使って、通じる英語を完成させてあげよう」

と考える人たちです。

つまり内向型らしく、表面的な完成度より、そのプロセスに重きを置くという方針なのですね。

 

だから内向型の生徒である私にはこうした内向型の先生がすごく合います。

 

 

英語を習うなら内向型の先生を選んだ方がよい

 

このように考えると、結局、自分の性格タイプに会った先生を選ぶのがよい、ということになりそうです。

 

つまり

内向的な生徒は内向的な先生を選ぶ、

外向的な生徒は外向的な先生を選ぶ、

ということです。

 

 

しかし、う~ん、はたしてどうかなあ・・・

登山の際もまずは1合目から2合目へと、急がず、あわてず、しかし着実に登っていった方がよいと思います。

 

1合目からいきなり8合目に引っ張り上げられた場合、確かに目に映る絶景に感動してしまうかもしれません。

でも、まだ高地の環境にカラダが適応していないし、そこで置き去りにされてしまったりしたら遭難するかもしれませんよね。

 

英語学習でも「身の丈に合ったお手本」というのがあるように思います。

 

一概には言えませんが、やはり内向タイプの人の方が英語の先生には向いているのでは? と私は思うのですが・・・皆さんはどう思われるでしょうか?

 

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