HSP

HSPの弱点は上司を理想化し過ぎてしまうこと

HSPと上司

 

職場におけるHSPの命運は上司に左右されるケースが多いです。

自分をひたすら重用してくれる上司ならいいけれど、残念ながらそうでないことも多い。

そんな場合、HSPはどういった生き方をすればいいのでしょうか。

この問題について私自身の経験も含めて考えてみました。

 

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善良すぎるHSPは組織の中でも気苦労ばかり

 

一般にHSPには善良な人が多いと考えられています。

もちろんそうでないHSPもたくさんいます。

でも、HSP関連の本を手に取って読むような人、あるいはこの私のサイトに来てくださるような方には善良で誠実なタイプが多いような気がします。

 

 

さて、そういう誠実な人、善良な人に限って「ツラい思いをする」というのが世の常。

特に会社のような組織において、HSPの中には心身とも疲れ果ててしまう人もいます。

 

今回、そんなHSPの方々にお伝えしたいことが1つあります。

それは

上司との接し方には気をつける

ということ。

 

なぜならHSPが親のように頼りにしている上司が必ずしもあなたに対して好意的とは限らないからです。

そうした事実に気づいていないHSPが意外に多いです。

 

 

HSPは上司を理想化し過ぎている

 

そもそもHSPには上司という存在を理想化し過ぎる傾向があります。

「上司というのは皆、部下に対して理解を示してくれる人たちだ」

という一方的な思い込みを持っていることが多いのです。

 

なぜ、HSPはこういう思い込みをするのでしょうか。

それにはいかにもHSPらしい理由があります。

 

多くのHSPには他人を出し抜いてまで上に行こうという野心がありません。

誠実に仕事をすることで結果を出せばそれでよい、と考えています。

 

それだけならよいのですが、HSPの困った点は

「他の人もそうであるはずだ」

というカン違いをしているところです。

 

だから

「かりにも上司にまで上りつめた人は誰もが誠実な人であるはずだ」

と思い込んでいるのです。

 

さらにまた、

「上司という立場の人は誰もが物分かりのよい、素晴らしい人に違いない」

とまで信じているケースがよくあります。

 

でも残念ながら、世の中の多くの上司はHSPが想像するようなタイプではありません。

 

 

そもそも上司という立場の人は

「何かあった際、誰なら切ってもよいか」

を常に考えながら仕事をしている人たちです。

 

そんな上司たちが常に懐に入れて持ち歩いているのは

「いざという時、コイツなら切っても大丈夫そうだ」リスト。

そのリストの筆頭に書かれているのが案外HSPだったりするのです。

 

 

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上司は自分の本心を隠すのが商売

 

もし、HSPが同僚との間に問題を起こした際、上司が重視するのは

「どちらの言い分が正しいか」

ではありません。

(ここ大切!)

 

「どちらを切れば、波風立てずにおさまりそうか」

を判断するのが上司の仕事です。

 

そして単に

「コイツなら恨まれて仕返しされる心配もなさそうだ」

という理由でHSPが切られてしまうことがよくあるのです。

 

もちろん今の時代ですから即クビにはならなくても、出世街道から外されるケースは多いでしょう。

 

 

上司というのは自分の本心を隠すのが商売みたいなものです。

そして不思議なことに、人の気持ちを読んでしまうHSPがなぜかこの上司の本心だけは読めないのです。

 

なぜなら日頃から上司を理想化し過ぎているため、HSP特有の「人を見る直感力」が鈍ってしまうからです。

 

そして、やっと「この上司はダメだ」と気づいた時、HSPの中には「上司の上司」に直訴する人もいます。

 

それがまた間違い・・・。

上司の上司は結局のところ、「よりパワーアップした上司体質」の人間に過ぎないからです。

 

 

上司とうまくやるか、さもなくば別の選択肢を

 

HSPに必要な戦略は次の通りです。

自分の誠実さではなく、自分という人間の「利用価値」を上司にアピールすること。

 

なぜなら上司がほしいのは誠実な人柄の部下ではなく、利用価値のある部下だからです。

そう・・・、部下である「あなた」に必要なのは、自分は利用される立場の人間だという自覚です。

 

組織でうまくやっている人というのは、おそらくここらへんの理屈を自然に理解している人たちでしょう。

 

会社とか、組織というところは親友をつくる場所ではありません。

その理解が足りなかったために、職場の人間関係で悩むHSPは見当違いの努力をしてしまうのかもしれませんね。

 

※ ※ ※

 

さてさて、HSPである私自身、組織はめちゃくちゃ苦手。

特に上司という存在が苦手です。

 

HSPにとって、「上司が苦手」というのはまさに「組織が苦手」であることに他なりません。

そして、若い頃の自分は

「こういった苦手意識を持つのは自分の能力不足が原因だ」

と考えていました。

 

つまり私は

「常に自分を責めてしまう」

という善良HSPの典型だったのです。

 

でも、ある時から違う考え方をするようになってきました。

それは次のような考え方です。

 

自分が苦汁をなめるのは能力がないためではない。

しいて言えば自分は政治的な駆け引きが苦手なだけだ。

 

これに気づいてからの私の人生は大きく変化し始めました。

よい方向へと・・・。

 

こういう気付きは決してネガティブなものではありません。

むしろポジティブな気付きです。

 

苦手なものは深追いしない。

だから上司に好かれなければならないなら、そういう場所に身を置くことをやめる。

 

もし若い頃の私と同じような悩みを持っている方がいらっしゃったなら、こういう選択肢もアリだということを参考にしていただければ幸いです。

 

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