英会話修行記

セブ島周辺の英語とマニラ周辺の英語の違い

フィリピン人の英語

 

先週、フィリピンに巨大な台風が上陸し、各地に甚大な被害をもたらすとともに大勢の方が犠牲となりました。

またインフラが破壊されているため、オンライン英会話ではセブ島を中心とする多くの講師たちがレッスンを開けない状態となっています。

そうなってしまった今、あらためてフィリピン人の英会話講師たちの存在の大きさを感じているところです。

そこでこの機会にフィリピン人講師の英語について私が気づいたことを述べてみたいと思います。

 

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台風22号でセブ島などの講師がレッスン中止に

 

フィリピンというのは大まかに3つの地域に分けられます。

・北部のルソン島(首都マニラがある)

・中央部のビサヤ諸島(セブ島などがある)

・南部のミンダナオ島

 

ちょうど1週間前の12月16日から17日にかけてフィリピンを襲った台風22号は中央部のビサヤ諸島を東から西にかけて横切るように通り過ぎました。

死者と行方不明者を合わせるとすでに400名を超えたそうです。

 

特に今回、被害が大きかったセブ島にはDMM英会話の講師がたくさん住んでいるのですが、今、その講師たちはレッスンを開けない状態となっています。

 

犠牲となられた方に対しては本当に心が痛みますが、それと同時に被災地に住む多くの講師に会えないという今の状況もたいへん残念です。

 

 

私が会員となっているDMM英会話には世界各国の講師が在籍しているのですが、私個人としてはフィリピン人講師(特に女性講師)と相性がいいと感じています。

でも今はこんな状況なので、もっぱらルソン島の講師たちのレッスンを受けているところです。

 

でも、ちょっと困ったこともあります。

それはフィリピン人講師たちが使う英語に関することです。

 

私はフィリピンには行ったことがないので、一般的なフィリピン人がどんな英語を話しているのかは知りません。

でも、オンライン英会話の講師たちの話す英語に関しては地域によって違いがあるな・・・と感じています。

 

 

セブ島講師の英語はネイティブにかなり近い

 

フィリピンではフィリピン語と英語が公用語となっています。

フィリピン語というのはもともとタガログ語と呼ばれていた言語です。

 

フィリピンにはタガログ語以外にも数多くの言語(母語)があって、それらは全部で172言語にもなるそうです。

当然といっては何ですが、フィリピン人たちの使う英語には彼らの母語の影響が出ているように感じます。

いわゆる「なまり」ってやつですか・・・。

 

でも私の観察では、この「母語なまり」の濃い英語を話すのは、意外にも首都マニラ周辺に住むフィリピン人たちだと思います。

(これはあくまでも傾向であって、全員がそうではありません)

 

マニラのあるルソン島ではフィリピン語、つまり元タガログ語が母語として話されるのですが、どうやらその影響がマニラ周辺の講師たちの英語にも出ているような気がするのです。

 

ところが方言であるビサヤ語を母語とするビサヤ諸島に住んでいる講師たちの英語は不思議と「なまり」が薄い。

中でもセブ島に住んでいる講師の英語など、ほとんどアメリカ人と変わらない英語だったりします。

 

もしかしたらビサヤ語の発音がとても薄味なため、英語もなまらないのかな・・・と思っていたら、どうやらそれは逆みたいです。

 

フィリピン人の講師たちに聞いたところによれば、タガログ語は割と上品というか、静かなトーンの言語だそうです。

 

それに対してセブ島でも使われているビサヤ語はアクセントが強く、マニラに住むフィリピン人が聞くと乱暴なしゃべり方に聞こえるそうです。

もしかしたら東京弁と大阪弁の違いみたいなものかも知れません。

 

でも、「だからこそ」なのか、ビサヤ語系のフィリピン人講師たちの場合、英語の発音についてはかなり頑張って修練を積む傾向があるようです。

 

たとえばアメリカ人のYouTubeを観たり、Netflixでアメリカの映画やドラマを観て、その英語を真似しながら発音を鍛えている、と話す講師がたくさんいます。

 

もしかしたら「なまりのキツい方言をしゃべっている」という引け目があるため、「せめて英語はきれいにしゃべりたい」という心理が働くのかも知れません。

 

 

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首都マニラ周辺の講師の英語はちょっと独特

 

セブ島などビサヤ諸島周辺に住むフィリピン人講師に比べると、どうやらマニラ周辺の講師たちは英語の発音にはさほど頓着しないようです。

 

こういうのって、なんとなくわかる気がします。

 

セブ島出身者がルソン島出身者と話す場合、セブ島の人はルソン島の人が話すタガログ語は聞いて一応理解はできるようです。

なぜならタガログ語はフィリピンの標準語でもあるからです。

(しかし話すのは難しいみたい)

 

一方、ルソン島の人はセブ島の人が話すビサヤ語は方言なので理解できないそうです。

 

だからセブ島出身者とマニラ出身者とが会話するとなると、もっぱらセブ島の人の方が身振り手振りを交えながら必死になって話す側となり、マニラ出身者はそれを「理解してあげる」立場になるのかもしれません。

 

こういうのって、一昔前、日本に旅行に来たアメリカ人が日本人に(当たりまえのように)英語で話しかけ、それに対して日本人の方が必死になって英語で対応していたのと似ているような気がします。

 

もっとも最近ではアメリカ人の意識もだいぶん変わってきて、むしろ日本語を学んでから日本に来るアメリカ人が増えてきたようですけど。

 

 

話を戻すと、セブ島の人って言語に関してはその本来の文化圏に合わせようとする傾向があるのか、英語に関しても日頃からネイティブの発音を研究している講師が多いようです。

 

一方、マニラ周辺の講師たちはほとんどそういう努力はしていないみたい。

だから英語が英語っぽく聞こえない講師も割といます。

 

それは単語ごとの発音の場合もそうですが、特に話す時のリズムというか、抑揚(のなさ)に違和感を持つことが多いです。

 

英語って「抑揚の言語」だと思うのですが、マニラ周辺の講師が話す英語の場合、あまり抑揚がないんですね。

全体的にポコポコポコポコポコッというふうなモノトーン・・・。

だから聞いていて、どこで切れるのわかりづらいのです。

 

ただ先ほども述べたように、これはあくまでも「傾向」であって、すべてのマニラの講師がそういうわけではありませんけど。

 

 

バランスよく「いろんな英語」に触れるということ

 

と、まあ、マニラ周辺の講師のことを悪く書いてしまいましたが、でも、だからといって英会話講師として悪いということではありません。

それはまた別の次元の話になります。

 

セブ島の講師でネイティブっぽい英語を話しながらも教え方は今ひとつ・・・という人もいれば、教え方が上手で情熱もたっぷりのマニラの講師もいます。

 

 

ちなみに南部のミンダナオ島の講師の英語はどうかというと、この地域もビサヤ語がメインなのですが、やはりセブと同じくネイティブっぽい英語を話す人が多いと思います。

 

ただ、セブ島に比べると方言丸出しっぽい講師も時々います。

 

 

ともあれ英語と一口で言ってもいろんな英語があります。

オンライン英会話をするなら、いろんな講師のレッスンをバランスよく受けながらやっていくのが一番楽しいし、力も付くと思います。

 

ただ最近、セブ島の講師のレッスンを受けられない状態が続くのは残念です。

被災地の復興が早く進むことを祈っています。

 

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