英会話修行記

『英語喉』という発音解説書が大アタリでした

英語喉

 

 

『英語喉』という英語発音の解説書。

最近までその存在さえ知りませんでした。

でも、読み始めてみると目からウロコの連続!!

アンチもいそうなこの本ですが、

私のなりのオススメ理由を書いてみました。

 

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日本人の英語発音が上達しない理由は指導法にあった

 

最近、英語の発音練習を開始しました。

使っているのは『英語喉』という本。

 

上川一秋さんという人が書いた発音の解説書で、初版は2007年。

意外と昔の本ですが、いまだに版を重ねるロングセラーです。

 

アマゾン上の英語喉

 

 

一般に日本の英語教育では英語の発音については次の2点が重視されています。

 

・口をどのように開けるか。

・舌をどの位置に持ってくるか。

 

日本人なら誰しも下のような図をご覧になったことがあると思います。

だいたい英語の発音を学ぶ時って、こういう図を見ながら舌の位置を考えたりしますよね。

発音 図

 

 

発音記号と上のような図を見比べながら、口の中で舌をくねくねと動かす。

でも、困ったことに自分の舌が口の中のどこにあるのか、自分でもよくわからないんですよね。

だから再現性のない学習法でした。

 

こういう「伝わらない」発音指導を受けてきたばかりに、日本人はいつまでたっても英語の発音が上達しなかったのかもしれません

 

 

ところが、こうした従来の発音指導を根本的に変えたのが『英語喉』です。

この本では口の開け方とか舌の位置については重視していません。

というか、まったく触れず。

その代わり、息の吐き方を重視しています。

 

そういう意味では発音指導というより、発声指導によって英語の発音を完成させる方法を説いた本だと言えます。

 

 

先に息の流れを作った上で舌を動かす

 

わかりやすい例として、Tの発音を考えてみましょう。

ワン、ツー、スリーと数える場合のtwoの発音。

 

このtwoですが、カタカナの「ツー」は根本的にまったく違う発音です。

そこでよく言われるのが「もっと息を吐け」ということ。

 

口の前10センチくらいのところにティッシュをたらしてtwoと発音すると、日本人の場合はティッシュがピクリとも動かない。

 

ところがアメリカ人などがこれをやると、ティッシュが飛んでいきそうなくらいめくれ上がる。

 

そこで今まではこんな指導法がされていたと思います。

まず、舌を上の歯の裏にしっかり付ける。

その上で、ティッシュがめくれ上がるくらいに息を強く吐け、と。

 

このやり方でTの音を発音をすると、確かにティッシュはめくれ上がる。

でも、その音を録音して聞いてみると、なにか違和感があるんですね。

音が固いというか、不自然に聞こえるんです。

 

その原因がこの『英語喉』を読んでやっとわかりました。

 

正しいTの発音、というより、正しい英語の発音方法はまったく別のところにあったのです。

 

まず、息を吸う。

そして喉を開いて息を吐き出す。

止めないで吐き出し続ける。

気を吐き出し続けながら、舌先を前歯の裏に持ってくる。

でも喉から吐き出されてくる空気の勢いで舌がはじかれる。

その時に出る音がT。

 

・・・ということです。

 

 

従来の発音指導では

① まず舌先を歯の裏に当てる

② その上で息を強く出す

という順番でした。

これを何の疑いもなくやっていました。

 

でも『英語喉』では逆に

① 喉から息を自然に吐き出す流れを先に作っておいて・・・

② その後で「普通にT」と言ってみる

 

『英語喉』では「口の形」とか「舌の位置がどうのこうの・・・」という説明はありません。

でも、先に息の流れを作っておけば、「普通にT」と言っただけでちゃんとした英語のTになってしまうみたいです。

 

 

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英語喉をやれば自然にリンキングができる

 

この「息を吐き出し続ける」というのはリンキングにも関係しているようです。

リンキングとは、例えば

an apple

だと「アナポー」みたいに発音しますよね。

つまりanのnと後ろのaがつながってna(ナ)という発音になります。

これが英語のリンキングですが、ネイティブたちはそれを意識しながらやっているわけではないそうです。

ただ「息を吐き出し続けながら」しゃべっているため、勝手に音がつながってしまうだけのようです。

 

実は最近、DMM英会話のレッスンで先生から

「リンキングが上手くできてますよ」

と指摘されました。

自分ではリンキングなどやった記憶はありません。

でも、自然に息を吐き出しながら発音していたため、無意識のうちにリンキングができていたようです。

 

 

当然、アンチも出てきそうな『英語喉』

 

『英語喉』を手に取って、瞬間的にアンチになる人もいそうです。

まず、ページをペラペラとめくってみて、既存の発音本とまったく異質なため、大部分の人がとまどうはずです。

 

そして最大の問題は著者の上川さんの説明の仕方です。

自分でこの本を使っていても、

「ここのところ、もう少し上手に説明できないのかなあ」

なんて思うことがしばしばあります。

 

それに「ゲップエリア」、「アクビエリア」、さらに「ゲップポップ」と「アクビポップ」など馴染みのない造語が出てきます。

 

一応、それらの語義は説明されているのですが、その説明がわかりづらい。

それでたぶん投げてしまう人もいると思います。

 

でも、お手本の音声を聞きながら自分でも実際に声を出し、時にはそれをスマホに録音して聞き返すなどしてやっていると、そのうち何となく飲み込めてきます。

まあ、理屈ではなくカラダで覚える感じです。

 

今まで発音の解説書をたくさん読んだり、動画を視聴したけど、いまいちピンと来ない・・・。

そういう人には救世主になるかもしれない本だと思います。

 

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